windows MR vorpxでGTAVをVR化して遊べるか?

2019年2月17日VR,ゲームMR,VR,ゲーム

VR ヘッドセットでオープンワールドゲームをやりたい

現実世界だとできない事がいろいろできるゲームのGTAVですが未だにVRに対応する気配が見られません。

おそらくVRに対応しているであろう続編も当分出なさそうなので色々な手段を使ってGTAVのVR化をしている人たちの情報を参考に試してみました。

ちなみに我が家ではセンサー類の設置が不要で価格も比較的安いWindows MRを使用しています。VR対応ゲームでは普通に使用できています。

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GTAVのVRですが、結論から言うとものすごい酔います。普段から三半規管を鍛えていて映像ごときでは酔わない僕ですらきついと感じるのでVRに慣れていない方には厳しいと思います。

シネマモードという仮想のモニタをVR空間内に出現させて遊ぶ方法もあるのですが現状のVRヘッドセットだと解像度が低くストレスがマッハなので普通にモニタに映して遊ぶ方がいいです。

あまり気が進まないけどVR化手順公開

今回使用したのはvorpx(https://www.vorpx.com/)です。既存のゲームをVRに対応させるというもので、有料で配布されています。

これをダウンロードして動かした状態でgtavを起動させます。
vorpx configurationのgeneral内、device selectionをsteam VRにします。

windows MR用の設定項目はありません。
これを動かしたままGTAVを起動します。
起動は普通にsteamの画面からでも大丈夫です。

起動後の設定

起動後にxInputのコントローラ(普通のプレステ風コントローラ)であれば右スティックボタンを押し込むことでモード設定画面を呼び出せます。

full VRモードでも動かす事はできます。左スティックでシネマモードとスイッチできるので地図を確認したりムービーシーンのたびに切り替えることができます。
しかし面倒です。

シネマモードに関してはヘッドトラッキングを切った方が酔いづらい気がしますが意味がないので止めました。

シネマモードも余計なリソースを食うだけで普通のモニタに表示させた方がきれいで酔いづらいと感じます。

なぜ酔ってしまうのか解説

VR非対応のゲームがなぜ酔うのかという部分ですが、やはりムービーシーンにおけるヘッドトラッキングの強制無効化が効いてしまっているように思います。

今まで頭の動きと連動していた映像が一瞬で固定されてしまうとかなりのストレスとなります。

酔うというより眩暈といった方が正確なくらいキツイです。酔いに強いからいけるだろうと思ってると大変な事になります。

しかもGTAVはムービーシーンがかなり多く毎回モード切り替えをするのは面倒です。
また、そこまでしても没入感はそれほど高くありませんでした。

また、ゲーム内で車に乗り込んだ後の視点も2軸しか対応しておらず、かなり違和感のあるものになります。

これはVRのエロビデオでもいえることなのですが人間の視点は回転軸だけではありません。視点そのものの位置変更に対応できないと異様なストレスを感じます。

また、視点の回転軸自体も普通ではないのでさらに違和感を感じることになります。

もう一点、ゲーム内のナビゲーションなどがVRだと見えなくなります。これもゲームをやりづらくする原因となります。

まとめ

現状ではGTAVをVRで使うのはかなり厳しいです。というかまともに遊べないと思った方がいいです。

素直にVR対応のゲームをした方がいいです。

残念ながら今回はGTA5をVRに対応させることはできませんでした。色々な噂だとロックスターもVR化するとかしないとか噂があるのでしばらく待った方がよさそうです。

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