SONY嫌いの僕がVAIO sx12 ALL BLACK EDITHION を購入した理由とlinuxインストール時の注意点
みなさんPC使ってますか?
僕は今年になって購入したGPD mirco PCというオキニの超小型おもしろ端末が壊れ、妻から借りていた初代surface proが壊れるという前代未聞の災害に襲われ、全然ダメです。
もともと情報工学専攻の超高度サイバー人材だったとは思えない体たらくですね。
人生でノートPCが一台も無い生活がしばらく続いていました。
で、今回購入したのがこちら
OIVA
ではなく、VAIOのSX12です。
購入を決めるまで色々あったので、なぜソニー嫌いな僕がバイオにたどり着いてしまったのか書いていこうと思います。
なお、ソニーストアから自腹で購入しており試供品ではないので普通にdisったりします。
自費です。けっこう高いです。
試供品ほしいです。
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購入要件
さて、新しく購入するに足る端末の条件は何でしょうか?
前回購入したGPD microPCが一瞬で壊れて修理不能になってしまったので、今回は信頼性が高めのものが欲しいですね。
また、性能はそこそこでいいのですがlinuxが動いて欲しいです。
色々列挙した結果は以下のとおりです。
- 一般的なPCメーカ製
- linuxの動作実績があること
- 画面は11インチ程度で小さく軽い
- LTE接続可能
- 有線LAN接続可能
- HDMI出力がある
- US配列キーボード(できれば)
- USB PD充電可能(できれば)
- 性能はそこそこでいい
で、この条件に合うものはthinkpad carbonとvaio sx-12となりました。
特にLTE対応というのが難しいようで、候補はほぼありません。
レッツノートは予算の関係で除外しましたが、余裕があればいいかもしれません。
同性能で倍くらいの価格になるのはさすがに…
VAIO sx12選定の理由
このモデル、なんとキーボードの無刻印US配列が存在しています。(ソニーストアのblackエディションのみ)
ソニーストア SX12 ALL BLACK EDITHION
※残念なことに、2020年モデルからは無刻印が無くなり、代わりに隠し刻印モデルとなりました。
昔HHKB(happy hacking keyboard)の2pro墨というモデルを使っていたことがあり、無刻印キーボードは大好きです。
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で、sx12はtwitterでubuntuの動作実績があります。
(実際はドライバ系で苦労しますが)
また、USB PDだけでなく通常のUSBポートからアシスト充電も可能と、荷物を極限まで減らせるのも高ポイントですね。
ちなみに、USB PD対応の充電器はこれを買いました。
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軽量薄型で、給電能力も十分です。
正直ACアダプタ持ち歩く必要なくなります。ACアダプタ自体もべつに重くはないですが、USB充電には勝てないですね。
有線LANポートは折りたたみ式ですが存在しており、別に購入する必要がありません。
とはいってもUSB接続の有線LANアダプタたくさんあるので別に困りませんが..
その他端子類は十分についています。特にモニター系が付いているのはありがたいです。
若干メモリが少ない印象ですが、モバイルPCなのでまあいいでしょう。
ソニーが嫌いな方、一定数いるかもしれませんが、いまやVAIOは別会社なので気にしなくていいでしょう。
未だにソニーストアで販売されていますが
使い勝手について
よかった点
新品のPCっていいですね。
この前までおもしろPCと古いPCだったので、タッチパッドが反応しなかったり変な動きしたり充電ができなかったりといった問題が発生していました。
新品ではそういったことは起きません。
端子類も十分で、USBポートが計3つあるのはかなり嬉しいです。
linuxについても(表向きは)問題なくインストール可能で、現在デュアルブートで使っています。(詳細は次の項で解説)
性能は、普通に使用する分には困りません。
windows10でFusion360(3Dモデリングソフト)を使用していますが、快適に使えています。
よくない点
一番ダメなのは指紋が落ちないことです。
レビューなどでもよく見かけるのですが、異常に指紋の目立つ素材です。
しかもその指紋がとれません。
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高級キョンセームでひたすら擦らないとパームレストなどは汚れが落ちません。表面仕上げが妙に汚れを付着させるようです。勘弁してくれ
あと、サイズが微妙です。
もう5mmくらいずつ小さければB5ノートサイズになってもっと取り回しやすかったのにと思いますね。
でも、キーボードがスレスレまできているので難しいでしょうね。
linuxインストール時の注意
この記事のメインです。
今回はkali linuxを導入します。
LTEについて
vaio sx12のlteカードはTelit LN940というボードです。
kali linuxをインストールしたのですが、通信関係の調子がよくなかったです。
LTEはコマンドを入力しないと使用できません。
https://www.telit.com/wp-content/uploads/2018/03/Telit_LN940_Linux_SW_User-Guide_v1.2.pdf
sudo usb_modeswitch -v 1bc7 -p 1900 -u 1
上のコマンドでLTEを起動できます。
僕はこれをaliasに登録して、必要な時だけLTEに接続しています。
無線LANについて
sx12では、Qualcomm Atheros QCA6174という無線LANカードを使用しています。
無線LANはath-10kというドライバを入れ直す必要があります。
無線LANの困ったところは、ath-10kが無くても微妙に動いてしまうせいで不具合に気付かないことですね。
ドライバ入れないと、表示は接続中なのになぜかネットにつながらないといった現象が発生します。
https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=18477
上のフォーラムによると、ath10kのバージョンを変える必要があるようです。
https://github.com/FireWalkerX/ath10k-firmware/
上記アドレスからath10kのドライバを持ってきて、
/lib/firmware/ath10k/QCA6174/hw3.0/
あたりにコピーし、実行権限を与えるようです。
まとめ
VAIO SX12はこんな人に向いています。
- 無刻印US配列のノートPCが欲しい
- 薄くてLTE搭載なのがいい
- linuxも入れたい
- 荷物をとにかく減らしたい
- いろんなポートがほしい(シリアルポートは我慢する)
- ソニー以上にアップルとかmacbookが嫌い
一方で、こんな人には向いていません。別のを検討しましょう
- ubuntuを完全にサポートしているのがほしい
- ソニータイマーが怖い
- タブレット端末が欲しい
- 変態端末が好き
- 最大スペックのものがほしい
- ゲーミングPCを探している
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