3Dプリンターを始めよう 知識ゼロでも大丈夫でした
数年前にわっと話題になってからイマイチパッとしなかった3Dプリンタですが、ここ数年で低価格化がすごい進んだみたいです。
最近ではアマゾンで3万円以下という激安3Dプリンタが簡単に手に入るようになっています。
しかし、3Dプリンタは始めようと思ってもハードルが高い気がしていました。
今回は3Dもモデリングや工作機械の知識ゼロの状態から3Dプリントを始めたわけですが、どのような流れになるのか簡単に書いておきます。
準備するものとか3Dモデリングとか…
これは2019年時点の僕の話なので、時間が経ったり人によっては他のアプローチが必要になるかもしれません。
最初は簡単なケースなどから作り始めます。
いきなり機械学習で最適化した気持ちの悪い形状の義手を作るとかはできないので、少しずつ進めていきましょう。
3Dモデリングソフト fusion360
概要
小学生の頃からblenderやメタセコイアに挑戦し、ことごとく失敗してきた僕がおすすめするモデリング?CAD?ソフトはfusion360です。
とにかく簡単です。3Dプリンタで作る機会の多い箱状の物は正確な寸法入りの物がすぐ作れるようになります。
お絵かきソフトやパワポレベルの操作ができれば使う事ができますし、日本語の資料も沢山あるので困る事は無いでしょう。
なんかふわふわ動く点を謎の法則に従って動かす必要はありません。(metasecoiaの感想)
参考書籍
一冊目はこちらを選びました。
アマゾン商品データの取得に失敗しました
こちらの本の第2章ペン立てを作ろうを参考にすれば簡単なケース類を作る事ができるようになります。
おそらくこの本を読みながら10分程度触っていればわかるようになるのではないでしょうか。
スカルプトやパッチの解説もありますが、あくまで入門編なので細かい使い方は説明されていませんし、操作の意味もやや解説が少ない感じがします。
その辺は自分で調べる必要があります。
とにかく早く目に見える物を作りたいという方にはおすすめです。
3Dプリンタ本体 AnyCubic Chiron
一番肝心な3Dプリンタはアマゾンで気軽に買えるanycubic社の物を選びました。
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今回は造形サイズで選んでいます。chironだと40cm四方が出力できてうれしい
造形サイズ、あまり関係ないと思う人や小さい物を出力するから関係ないと思う人も多いかもしれません。
しかし、今手に入りやすい同じくanycubic社のi3 megaなどは25cm四方となっています。
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これだと、サンダルなどのサイズになると斜めに印刷させる必要が出てきて、サポート材が増えたりします。
とにかく大きな物を印刷しようとしたときに限界が来てしまいまいます。
造形可能サイズが大きくなったからといって精度が落ちるわけではありません。
設置スペースがあるならば大きい物を選ぶ事をおすすめします。
今回僕が購入したAnycubic CHIRONは必要な工具や1kgのフィラメント、レベルセンサー等が付属しており、組み立ててすぐに使える状態でした。
他に必要なもの
他に必要なのは設置するスペースとモデルのデータだけです。
作りたいものが印刷できるように頑張って下さい。
注意点
電圧切り替えスイッチ
組み立ての時に115V切り替えをしないとホットプレートが加熱されません。
pre heat を行っても温度が上がらないときはスイッチが切り替わっていない可能性があります。
このスイッチですが、棒で押すと正しく切り替えれないので指でスライドさせる必要があります。
コネクタは全部つなごう。特に縦軸のモータ2つ
縦軸のモータのコネクタが片方抜けて居たりするとホームポジションに移動させる際に壊れます。
センサー類も差し込みづらいのがあるので気を付けましょう。
説明書通りに全部つないでから試運転してください。
スライサーは正しく設定する
付属の説明書をよく読んで、スライサーソフトは正しく設定しましょう。
なんかよくわからないパラメータがたくさんあるので気を付けましょう。
一度設定すれば基本的にはその設定が読みこまれるので安心です。
モデルを変えるたびに設定し直す必要はありません。
フィラメントを変えたら設定を少し変えましょう。
買うとハマる
というわけで、最低限の準備で始めた3Dプリントですが、作ってみるとけっこうハマります。
簡単な箱から初めてraspberry pi用のケースやセンサー用のケースなどを印刷しています。
今までのケースみたいに穴を開けたりとかいう加工も最初から設計しておけば必要なくなるので工具が少ない状態ではかなり有効だと思います。
家で気軽に印刷できるっていいですね。
ボール盤とか家で使いたくないですし
興味がある方は3Dプリントしてみるといいと思います。
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