空戦理論:Aerial Attack Study 解説 開始します

2020年9月30日空戦技術Aerial Attack Study,DCS,エネルギー機動理論,飛行機

航空機の機動を理論化したJohn R.Boyd著 Aerial Attack Study の解説を書く作業開始しました。

https://crows.tokyo/category/%E8%88%AA%E7%A9%BA/aerial-attack-study/

上記のリンクから記事が見れると思います。

この中から面白そうな部分を抜粋して他の資料等も使って解説していこうと思います。

Aerial Attack Study とは

航空機の機動を理論化したエネルギー機動理論の原著とも言えるジョン・ボイド著のAerial Attack Studyは、当時の航空機戦闘に大きな影響を与えた教科書として有名です。

E-M理論(エネルギーマネジメント理論)とも呼ばれるエネルギー機動理論はほとんどこの書物から来ていますが、日本語の資料はほとんどないのが現状です。

自分だけで読んでも面白くないので解説を少しずつ載せていこうと思います。

本ブログの記述について

ブログの各タイトルごとに一項目程度で進めようと思います。

part-chapter-Title

の形式でタイトルを付けます。

John R.BoydとAerial Attack Study

1927年-1997年

戦術と空戦機動の関係性を書いたAerial Attack Studyの著者です。Aerial Attack Study を書いている間彼はネリスのFighter Weapon Schoolの指導主事でした。

F-100の空中戦闘教官としての腕は高く、1959後半から1960前半の間、彼は非番の時間をこの理論のために費やしましたが、戦術指導書の作成には指名されたわけではなく、公式の予算はありませんでした。(趣味か何かかな?)

当時はタイプライターを使って書かれ、ガリ版をもって印刷されていました。

1960年版ののAerial Attack StudyはF-100を参考にして書かれていました。

当時の版ではこの本がアメリカ空軍の取扱いに注意を要する情報を含んでいたため、空軍の機密に指定しました。

1964年にこれらの機密指定は解除されて、公開されました。

参考文献

John R.Boyd. Aerial Attack Study. USAF, 1964, 147p.

“ジョン・ボイド (軍人)”. フリー百科事典 ウィキペディア日本語版. 2017-4-14. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%83%89_(%E8%BB%8D%E4%BA%BA), (参照 2018-5-29).;

Robert L.Show FIGHTER COMBAT. Naval Inst Pr,1985,428p.

Fighter Combat: Tactics and Maneuvering
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ビル・ガンストン マイク・スピック(1995) 『図解現代の航空戦』江畑謙介訳,原書房.

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  • : ビル ガンストン, マイク スピック
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毒島刀也(2014)『図解戦闘機の戦い方』,遊タイム出版.

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