電動ガン用 メインスプリング について

2019年4月8日エアガン,メンテナンス

電動ガンの メインスプリング を解説します!

最近スプリングの事を調べにこのブログへ漂着する方がいらっしゃるので一応記事として書いておこうと思います。

メインスプリングの役割と構造

メインスプリングはピストンの前進速度と後退速度を決める重要なパーツです。

つまり、メカボックスの安定動作と連射速度を決めるための部品です。

勘違いしている人が多いのですが、初速決定はメインスプリングの役割ではありません。微調整はできますが、基本的に初速はシリンダで決めます。

詳しくは後ほど書きます。

デフォルトのスプリングはピストンにネジ止めされておりピストンを分解しなければ外れないようになっています。
で、肝心のピストン自体は穴を大きく開けないと分解できないようになっているためメインスプリングを変更する場合はピストンごと変更になります。

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何のためにスプリングを交換するの?

メインスプリングを変更する理由としてはいくつかあると思いますが、最も多いのはスプリングのヘタレによる初速低下や初速不安定の改善が大半です。

ヘタリ終わったスプリングを使用できればいいのですが市販品では初期のへたり方に差があったり急激に弱くなる事もあります。
そのため初速にこだわる人は自分でスプリングをへたらせてから使います。

多くの人が勘違いしている”初速向上”

一応言っておきますがサバゲで使用できる範囲の初速調整でかつ普通のスプリングを使用しているなら初速アップにスプリングレートを上げるなどしない方がいいと考えています。

これは初心者がカスタム組む時によくおきる間違いの一つなのですが、スプリングによる初速アップはかなり悪手です。

高レートスプリングはメカボックス自体にかなりの負荷がかかる上ノーマルのモータでは引けなくなります。また組み込みも分解も大変で怪我の恐れもあります。
なにより初速違反になる可能性もあるので特殊なセッティングでない限りM150スプリングなど絶対にやめた方がいいです。

セクターカットなどをしていない場合M100以上のスプリングを使用するのは危険ですしメカボの負荷も高くなります。

初速を調整したい人はどうするのか

初速の調整はシリンダ容量とバレル径で変える方が安全ですし手軽です。
またスプリングガイドをかさ上げするスペーサなどもあり、スプリングのテンション微調整も行えるようになっています。

スプリングレートを上げてしまうと連射速度も落ちるためサバイバルゲームにおいて高レートスプリングは利点が少ないと思っています。

私のブログでは流速カスタムに反対しているのでスプリングレートを高くして初速を上げる事はしません。

当たると痛いのでゲーム用途には適していません。

そのようなカスタムを望んでいる人は考え直す事をおすすめします。

メカボックスや軸受け、ピストンに大きなダメージを与えるカスタムは毎回メカボックスメンテナンスが必要になりますよ?

もっと楽しく遊びましょう。

おすすめのスプリング

僕はSHSの安いM100をクァンタムギアセッティングに使用しています。これは単純に安くて潰れてもすぐ変えれるという理由からです。

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これを適当なボルトとナットで縮めた状態で保管し、ヘタらせてから使っています。

聞いた話によるとPDIの130%がいいとの事なのですが都内での流通が少なく手に入れるのに苦労します。

トップの画像にはそのPDIスプリングが載っています。機会があればメインの消音カスタムM4に組み込み、レポートしようと思っています。

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