グラフィックカードを復活させよう

2019年2月11日ITマイニング,仮想通貨,生活

故障してるグラフィックボードを使えるようにしたい!

最近コイン採掘用の難易度が上がってきたのでグラボ追加してみました。

ただグラフィックボード、気軽に追加するには価格が高く負担が大きいですしかといって安いモデルでは全く掘れません。
中古という手もあるのですが新しいモデルやハイエンドモデルなどは中古相場が値崩れしづらいらしく中には新品とほとんど変わらないものなどもあります。
 
そこで今回はジャンク品を使ってみます
とはいうものの実店舗ではジャンク扱いのグラボですらすぐ捌けてしまうらしくあまり見かける事がありません。
そこでヤフオクを利用し安く落としてきました。
 
ヤフオクは注意深く商品を探していると定期的に自作PC組む知識が無い人が相性や電源の不足で手放すであろうパーツが格安で流れているので格安ジャンクが欲しい人は活用してみてください。
 

で、今回手に入ったのがこれ

 
 

みんな大好きR9 280xのジャンク品です。症状は負荷をかけるといきなり電源が落ちるとのこと。

何となく電源不足っぽい書き方ですしPC初心者っぽい雰囲気で価格がかなり低く、最終的に新品の半額程度で購入できました。
 

早速試しにつないでみました

残念な事に報告とは異なり負荷をかけなくても勝手に落ちるはずれ品でした。

元々直す予定なので関係ないのですが報告と違うのは少々気に入りません。出品者に抗議してもいいのですが返送してくれとか言われても嫌なので放っておきましょう。
 

原因を探してみる

すると冷却ファンのケーブルをヒートシンクと補助電源コネクタが噛んで浮いているのを見つけました。
 
 
おそらくこの初期不良のせいでボードが歪みGPUのチップがアレしてしまったのでしょう。
元々おもちゃの修理して遊んでいたのでこういう「何がいけなかったのか」がわかる物はなんだか直せそうな気がしてくるのです。
 
グラフィックボードの故障として、多いのはGPUチップが熱やボードの歪みで半田クラックを起こす現象だそうです。
で、これを直すためにヒートガンを使ってチップを一度外し、再びハンダ付けするリボールと呼ばれる修理やとりあえず剥がれた半田を溶かしてハンダ付けし直すリフローという方法があります。
 
この二つのうちリフローはどこの家庭にもあるオーブンで簡単に実行できるそうなので実際に試してみました。

1 冷却装置などの余計な物を外す

早速冷却装置を外してGPU周りのグリスを無水エタノールで丁寧に拭き取りました。
これから行うリフローは半田を一旦溶かして再び正しい位置で止める事が必要なので表面のチップなどにグリスがついていると悪影響を及ぼしそうなので念入りに拭き取りました。
 

2 フラックスを塗る

フラックスをGPUチップと基盤の間の隙間に流し込みます。このとき注射針などを使うと簡単に行えそうな気がしますが用意し忘れたので瓶から直接流し込みました。
刷毛でやっても時間がかかるので工夫する必要があるのです。
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3 アルミホイルでグラフィックボードを包む

 
 
今回の場合は周辺チップも一緒にリフローしてしまうため少しいびつな形になっていますが本来GPU以外はすべて覆ってしまうべきです。
特に電解コンデンサなどは気をつけてください。一枚でも問題ないようですが僕は念のため二重にしておきました。
 
ホイル巻きはかなり効果が高く、ホイルで巻いておけばプラスチック部品もそう簡単には溶けないようです。
実際保護キャップを外し忘れたまま焼いてしまったのですが問題ありませんでした。

4 焼く

ここまできたらオーブンを240度で予熱します。オーブンの性能によっては前の段階で余熱をかけておいても問題ありません。
 
余熱が完了したらホイル巻きグラボをオーブンに入れ240度で2分間こんがり焼きます。
途中フラックスが蒸発する蒸気が見えるかもしれませんが気にしてはいけませんし、食品に付着して大丈夫なのかどうかも考えてはいけません。気になるなら後で掃除してください。
 
2分たったらしばらくオーブンに入れたまま触る事ができる温度になるまで下げます。
いきなり冷やしてまた半田クラック起こしたら面白くないので慌てずに待ちます。

5 確認作業

しっかり冷えたらGPUにグリス塗って冷却装置取り付けて実際に動くか試すだけです。

 
この焼きグラボ、焼き終わってからしばらくは調子がでないみたいで何度が落ちました。
ただしばらく電源入れたまま様子見てから負荷掛けると問題なく動くようになったので慌ててドライバを入れ直したりせず少しアップさせてやるとよさそうです。
 
 
せっかく復活した二枚目なのですがどうも一枚目と比べて速度が出ません。
どうやら同じR9 280xでもカードによって設定のポイントが少し違うみたいです。
 

このcgminerのセッティングは一枚ごとにやる必要があるようなのでうまいポイントが見つかったらブログに乗せるかもしれません。

追加情報

設定を見直したところ元々使っていたHISのR9 280xと同じスピードまで上がりました。
別のカードの設定を使ってしまっていたようです。

※よい子は真似をしないでね!

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